母校の国立音大で「ピアノフェスティバル」なるものがあり
これに参加すると教授のレッスンをはじめ、様々な講座を受けられるという
かなり素敵な企画。
1限目:公開レッスンの形でレッスン受講、2限目:リトミック、3限目:古典派音楽の演奏解釈
公開レッスンは聴講生の視線を感じつつ。
的確な指導を受けながら自分の演奏がみるみる変わっていくことが楽しい。
曲にもつイメージや思いについてやシンコペーションをどう捉えているかなどの数々の質問の際は
言葉にした事がないそれを聴衆の前で伝えるのが恥ずかしいのなんの。
で、レッスン以上に面白かったのは、レッスンが終わって席に戻ると、聴講していた麦わら帽子に首タオル、全身青い服のおじさまが
「ありがとうございました。」と言ってきてくれ、「え、あ、はい。」
更に他の受講生の公開レッスンが終わり廊下に出ると
「失礼ですが、何歳からピアノをおやりに?」「えっと、4歳からちゃらんぽらんに・・ちゃんとやりだしたのは中学3年でした。」
麦わらおじさま・・よく見ると、西村雅彦風の素敵なお顔で、ずっと私の目を見て逸らさない。
「私がピアノのことをあれこれ言うのはあれだけど、同じ曲、同じピアノでも、その人がどういう風にその音を思い、どんな思いで弾いているかということで全く違うものになってくる。私は、そういうところでこそ評価されるべきだと思います。あなたの演奏は、私にとってとても良いモーニングコンサートでした。だから、ありがとうございました。失礼します(西村雅彦風の微笑)。」「あ、こちらこそありがとうございました・・・(オドオド)。」
この言葉が、あとからあとからじわじわ心に染み込んでくるんです。あなたのモーニングコンサートができて私はとても満足しています。
公開レッスン思い切ってやってみて本当によかった。来年は生徒も誘って、みんなで受講したいですね。
そしてまた麦わら西村雅彦さんお会いして、私こそ感謝の気持ちをお伝えしたい。
同じ門下のYちゃんにも会って、一緒にリトミック受講。
久元先生の講義はとっても有意義でした。
帰りは高校時代のほとんど話したことのないクラスメートに「ゆきなちゃん」と声をかけてもらい
私はその子の名前を思い切り間違え(^^;)
それでも1時間以上、音楽について話は尽きずに
今度その子が主催する演奏会への出演もその場で決まり
とっても充実した1日でした。
ああ、ピアノが弾けるように、まずはお仕事お仕事、ピアノ教室の今月出すお手紙を、作成せねば!
村野