煉瓦ホールの100年のピアノ

ありがたいことに、煉瓦ホールの方から
ロビーコンサートの依頼があり

今日は
ロビーにあるドイツのザイラー社製
100歳のピアノの感触や音色を確かめるため
試弾してきました。

ノクターンop62のトリル、どのピアノで弾いてもしっくりこなかったのです
それが初めてしっくりきた、というか、
現代の優れたピアノにはない音色、ニュアンスがこの時代のピアノにはあって、
私がこのノクターンに求めていた音色ってこのピアノがもともと持っていたというか。
ショパンといえばもちろんプレイエルであり、
そして優れたピアニストならばどんなピアノで弾いても美しく弾けるのでしょうが。

とても素直に、あぁ・・このトリルはこのピアノに委ねれば大丈夫、と思ったんです。
たった何小節、たった30秒程度のことですが、
私にとっては、この曲をこのピアノで弾けたことが
運命で奇跡で幸せで仕方ないような
とても価値のある出来事でした。

人の手によって作られ、磨かれ、奏でられ、整えられ、大切に守られている
煉瓦ホールのピアノ。幸せな一日でした。

村野