2019.12.22レパートリー発表会
今回の発表会、私にとっては
『思いがつながる発表会』でした。
いくつかのエピソードを記録にしました
発表会当日
たねまきのピアノで早朝練習をする生徒さん2人の姿がありました。
2人の連弾は全然、仕上がってない。
でも、2人の力で何とかする。
私はリビングで発表会の支度をしていて、教室には2人だけ。
扉を挟んで教室から聴こえてくるピアノの音が途切れる。
しかも一度止まったら、なかなか弾き始めない・・・。
教室に入って口をはさみたくなる気持ちを抑えて、
次、どうするのかを待つ。
また音が鳴るのを信じて待つのが、だいじ
と思って、2人に任せていました。
未完成のままに時間がきてしまったので
あとは会場の練習室に生徒2人で張り付いて
どこまでできるか。
いよいよ私はもう実質的に何もできないし
知ることもできないので、
信じるだけです。
そして本番。
リハーサルの時にもどうしても合わなかった
最後の「レ」の音を2人で合わせて弾くところ・・・
ぴったり合った!!
曲も、朝とは比べられないぐらいに
2人の心が合って、仕上がってる!!
「不安で・・・。」
とつぶやき、出演も見送ろうかと前日や当日の朝
どんよりしていた本人たちも、
舞台から帰ってくると笑顔!
抱き合って喜びました。
本番が一通り終わって、
2人の体の力がふっと抜けた時に出てきた言葉は
「次も一緒に連弾したい!」
でした。
最後の音「レ」は、
リハーサルの後に2人で練習室にこもって話し合って、
たくさん音を出して、
どうやったら合うのか試行錯誤していたことも
教えてもらいました。
当日の2人は間違いなく全力でした。
学校も学年も違う生徒同士の心と思いがつながっていく。