いや〜、子どもの発想、想像力って本当に面白いです!今日レッスンの生徒さん、バーナムの『くぎをうつ練習』左右二曲の課題でした。バーナムの棒人間、もともとは顔が書いていないのっぺらぼうだから、子どものイメージが膨らみやすいのかもしれません。
1枚目!ん?これは…0点のテストの答案用紙!?よくみると、問題→1+1=0、2+2=7!?間違ってるー!こりゃ0点だ!ということで、棒人間さんがお母さんに『0点だったから、おしおきで、くぎを打っていなさい!』と怒られた時の表情がこれだそうです笑。ちゃんと物語になってるんです。そんな反省の気持ちを込めて、今日はバーナムを弾いてくれました!
2枚目は、四隅にちゃーんとくぎを打っているのがわかります!うさぎのバッチをトントンしたそうですよ!かわいいバッチができて、ニコニコの棒人間♪
レッスンが終わって、レッスン室で待っていたお母さんにこのことを話したら、教室に来る前にドラえもんを観ていたとのこと。のび太くんがテストで0点をとって、おしおきに草むしりさせられていた回だったようです。なるほどー!そこからインスピレーションを得たのね!お母さんも、書いているのを知らなかったようで驚いていました。
ただ書いてある音を弾くんじゃなくて、子どもの頭の中ではたった4小節の音楽の中にも壮大な物語や感情がたっぷり詰まっていたりします。ピアノと暮らしが切り離されるのではなく、暮らしのなかの出来事や、見て感じたことが自然とピアノに繋がっているんですよね。